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2008/11/17 武満徹「樹の鏡、草原の鏡」:言い難い感謝。そして、正しさの基準。


友人とのメールで、久しぶりに武満徹なんて名前が出た。
武満と言えば、それはそれは「言い難い」人間である。
一般にはクラシックの作曲家として最高級に有名なのではあるが、彼はその文章についても
大江健三郎の激賞を受けるような才能を発揮している。

彼がその著書「樹の鏡、草原の鏡」の中で書いていたことを、備忘のために転記しておく。


  ...私は瀧口修造氏を知った。私は氏と出会うことができた機会そのもの
  への言い難い感謝を、どのように表すべきなのかそのすべを知らないのだ。
  自分が物事や行いを選択することで、時に迷うことがあるが、私はそのよ
  うな時に、特定の数人のひとたちに恥じることのないようにしたいと考える。
  そうした私の想念から瀧口修造氏の存在が失われたことはなかった。


凄い文章だと思いませんか?

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